来る9/30(土)~10/8(日)の期間、「MASAYUKI KINUTA 2023」展を開催いたします。

衣田氏は、布の彫刻とも称される独自の表現方法で数々の動物を創り出すアーティスト。ぬいぐるみのような袋状にして綿を詰めるような作り方ではなく、布をギチギチに固めた塊にして、そこから削ぎ落としたり、付け足したりして作っていきます。ある種の狂気を感じるほど縫い込まれている縫製の仕様や、まるで生きているかのようなリアルな佇まいや愛くるしさが特長です。

去年行ったPause or Pose?」展は、ありがたいことに想像以上の反響があり、展示した作品のほとんど旅立っていき、改めて作品の持つ力というものを実感した展示でもありました。

 

 

 

 

今展は、黒猫にフォーカスし、イギリスやイタリアのファインウールやカシミアなどといった、上質な黒いファブリックのかけらをグラデーション状に縫い合わせ彫刻のように表現した作品や、野性的な野良猫を新しい技法を取り入れて表現した作品、

そして、kinkのリクエストにより、パッチワークのコントラストをはっきりとさせインパクトのある作品を展示販売いたします。
(※お渡しは展示終了後となります。予めご了承くださいませ。)

9/30(土)、10/1(日)の2日間は衣田氏も在店し、前回と同様に最後の作品を仕上げてくださいます。
制作の様子もご覧いただけますので、ぜひこの機会にご来店くださいませ。

20点ほどの愛くるしい猫たちと皆さまをお待ちしております。

 

MASAYUKI KINUTA 2023
日程:9/30(土)~10/8(日) ※10/3(火)、4(水)は定休日
衣田氏在店日:9/30(土)、10/1(日)
場所:kink chikaramachi lab.

 

MASAYUKI KINUTA
1974年奈良県生まれ。キノコ学者を父に持ち、幼少の頃から動植物や昆虫などに強い興味を持つ。十代から絵画の制作をはじめ、その傍ら音楽活動も開始。1993年、平面表現に行き詰まりを感じていた時に、着なくなったデニムの端切れを用いて作品の制作をはじめる。ParisのセレクトショップANATOMICAのピエール・フルニエ氏をはじめ、多くの洋服関係者の目に留まる。2008年の個展を最後に、拠点を関西から東京に移す。上京後、アートプロデューサーに見出され企業のCSRプロジェクトに参加。その他、ファッションブランドとコミッション契約し制作を請ける。2020年、コロナ禍で立ち止まった。自分の表現したいものは作れているのか?2021年、13年ぶりに自身の名前で作品発表を行う。 父譲りの観察力をもとに、布を用いてオールハンドメイドで数々の動物を創り出す。一口に布といっても、尾州のスーツ地の桝見本素材からアンティークリネン生地に至るまで、小さなはぎれをつなぎ合わせ、本物さながらの驚くような躍動感を表現する。瞬間を切り取った猫、眼光の鋭い梟、そして不思議な魅力を感じるウサギなど… その作品の数々は、誰もが子供のころに感じた動物の不思議な魅力と、最も大事にする、何とも言えない表情を持つ”布の彫刻”である。現在は、都内ギャラリーにて新作を発表しながら、国内各地で作品を展開中。

 

 

 

キヨハラ

Posted by:chikaramachi lab.